ペットの火葬におすすめのお花10選!選ぶポイントや注意点、花言葉について詳しく紹介

ペットの火葬にお供えする花を選ぶポイント
亡くなったペットとのお別れは、とてもつらいものです。

最後のお別れの日となる火葬の場では、きれいなお花を棺に入れ、心を込めてお見送りしたいと考える飼い主がほとんどではないでしょうか。

人間の葬儀の場合は菊やユリが定番のお花ですが、ペットの火葬にどのようなお花を選べば良いのか迷ってしまう方もいるかもしれません。

結論からいうと、ペットの火葬では決まったお花がなく、大切に見送る気持ちがあれば基本的に好きなお花をお供えできます。

しかし、場合によっては避けたほうが良いお花もあるため、最低限の知識は必要です。

この記事では、ペットの火葬にお供えするお花を選ぶポイントや選ぶ際の注意点、おすすめのお花10選を花言葉とともに紹介します。

ペットの火葬にお供えする花を選ぶポイント

ペットの火葬にお供えする花を選ぶポイント

亡くなったペットの火葬は人間の葬儀のように仏花を選ぶ必要がなく、飼い主の好きなお花や、ペットのイメージにピッタリのお花を供えられます。

しかし、決まりがないとはいえ、実際にどのようなお花を選べばよいのか迷ってしまう方もいるでしょう。

ここでは、ペットの火葬にお供えするお花を選ぶポイントを紹介します。

ペットとの思い出のある花を選ぶ

ペットとの思い出のあるお花は、火葬のお供えとしてピッタリです。

毎日一緒に歩いた散歩道に咲いていたお花、一緒に行った旅行先で見つけたお花など、思い出が詰まったお花は飼い主だけでなくペットにとっても特別なものとなります。

最後の別れとなる火葬の際に棺に入れてあげることで、亡くなったペットは思い出とともに供養されるでしょう。

また、思い出のお花が思い出せないという方は、過去に撮ったペットの写真を振り返ってみてください。ペットが撮影された写真にお花が写っていれば、そのお花をお供えすることで、撮影された写真の思い出とともに見送ってあげることができます。

ペットへのお供えとしてのお花選びに悩んだ場合、まずはペットとの思い出のあるお花を思い出してあげてください。過去の思い出を振り返ることも、愛するペットにとっては供養のひとつとなるでしょう。

きれいに咲いた季節の花を選ぶ

きれいに咲いた季節のお花を選ぶのも、お花選びのポイントです。

お花には時期や旬があり、旬のお花をお供えに選べば、最もきれいな状態のお花と一緒に大切なペットを送ってあげることができます。火葬する季節が春であればチューリップ、夏ならひまわりなど、季節にあったお花を選んであげましょう。

季節のお花を選んであげることで、その季節が訪れた際には亡くなったペットを思い出すキッカケとなり、毎年忘れずにお参りしてあげることができます。

花言葉からピッタリの種類を選ぶ

火葬の際に棺に入れるお花は、花言葉からピッタリの種類を選ぶのもおすすめです。

お花はそれぞれ象徴的な意味のある花言葉を持っています。「感謝」の意味を持つカスミソウ、「優しい思い出」の意味を持つマーガレットなど、花言葉の意味はさまざまです

亡くなったペットへ対する感謝の言葉、これから旅立つペットへ向けた言葉など、花言葉を通して今の自分の気持ちを伝えてみましょう。

ペットの火葬でお供えする花を選ぶ際の注意点

ペットの火葬でお供えする花を選ぶ際の注意点

ペットの火葬でお供えするお花には決まりがなく、基本的に好きなお花を選ぶことができますが、選ぶ際にはいくつかの注意点があります。

ここでは、ペットの火葬でお供えするお花を選ぶ注意点を紹介していきます。

ペットのサイズと花の大きさをあわせる

火葬でお供えするお花を選ぶ際は、ペットのサイズとお花の大きさをあわせるようにしてください。

基本的に火葬で使われる棺はペットのサイズによって、ピッタリの大きさが利用されます。

例えば、小鳥などの小動物の場合は小さな棺が用意されますが、棺のサイズにあわないお花を用意してしまうと、姿が隠れてしまうだけでなく棺に入らないことも考えられます

一方、大型犬などのペットの火葬の際には大きな棺が用意されますが、小さなお花ばかりを選んでしまうと棺の中が寂しい感じになることもあります。

そのため、小さなペットにはカスミソウやスイートピーのような小さなお花、大きなペットにはひまわりやチューリップのような大きいお花を選んであげることで、華やかな棺で見送ってあげることができるでしょう。

色の濃いお花を避ける

色の濃いお花は、ペットと一緒に火葬するお供えとして選ぶのは避けておきましょう。

色の濃いお花を棺の中にいれて火葬すると、場合によっては遺骨にお花の色が移ってしまいます。大切なペットの遺骨を汚してしまわないように、できるだけ淡い色のお花を選ぶことが重要です。

ただし、火葬場によっては色の濃いお花を数本程度であれば入れられるため、色の濃いお花をお供えしたい方は一度スタッフへ確認しておきましょう。

また、思い出のお花が色の濃いお花だった場合、ペットと一緒に火葬するお供えとして選ぶのではなく、遺骨となったペットがいる仏壇やお墓にお供えするものとして選ぶのがおすすめです。

トゲや毒のある花には注意

トゲや毒のあるお花は供養として不適切なため、選ばないようにしましょう。

トゲや毒のあるお花は「苦痛」や「痛み」を連想させてしまい、これから旅立つペットの供養には適しているとはいえません。

ただし、最近ではトゲのあるバラはお供えとしても人気があります。色合いや花言葉も豊富で、華やかな環境を演出して見送りたいという飼い主に好まれている種類です。

茎にトゲのある状態でのお供えは適切ではありませんが、茎についているトゲをすべて取ってからお供えすれば大きな問題はありません。

庭に咲いた花には虫の付着に注意する

庭に咲いたお花をお供えとして利用する場合は、虫の付着に注意してください。付着している虫によっては、ペットの遺体が傷んでしまう場合があります

特に自宅で安置している期間が長い場合は、庭や公園に自生しているようなお花は避け、しっかりと処理が行われているお花屋さんのお花をお供えしてあげるようにしましょう。

ペットの火葬でよく使われる花10選

ペットの火葬でよく使われる花10選

ここではペットの火葬でよく使われるお花10選を紹介します。花言葉は色によって異なる場合もありますが、お花選びに悩んでいる方は参考にしてください。

ガーベラ

ガーベラは4月~6月、9月~11月が旬のお花で、希望や前向きといった明るい花言葉であるため、亡くなったペットとの最後の別れを悲しいものにしたくない方には最適です。

ペットとの別れによって悲しい気持ちにはなりますが、亡くなったペットも飼い主にはいつまでも悲しい気持ちでいて欲しくはありません。

「前向きな気持ちだから安心してね」といったメッセージを伝えるためにもピッタリのお花です。

花言葉 希望、前向き
開お花時期 4月~6月、9月~11月
色の種類 赤・ピンク・黄・オレンジ・白・緑・紫など

ひまわり

ひまわりは7月~9月が旬のお花で、元気で明るいイメージが強いため、夏に葬儀が行われる場合によく使われています。棺に入れる花束に一輪加えるだけでも、葬儀の暗いイメージを明るいものに変えてくれるでしょう。

花言葉 あなただけを見つめる、憧れ、情熱
開お花時期 7月~9月
色の種類 黄・オレンジ・茶など

チューリップ

チューリップは3月~5月が旬のお花で、豊富な色の種類やかわいらしい形状から、ペットの葬儀の場でよく選ばれています。

また、花言葉でもある「思いやり」は、愛するペットとの最後の別れに思いやりを込めていることを伝えるのにもピッタリです。

花言葉 思いやり、愛の告白、誠実な愛
開お花時期 3月~5月
色の種類 赤・白・黄色・ピンク・オレンジ・紫・緑・茶・黒など

スイートピー

スイートピーは4月~6月が旬のお花で、淡い色合いや甘い香りが特徴的です。静かに眠るペットの棺を優しい雰囲気に変えてくれます。

「優しい思い出」という花言葉も、愛するペットと一緒に過ごした思い出を残していきたいというメッセージも伝えるために一緒にお供えしてあげてもよいかもしれません。

花言葉 優しい思い出、門出
開お花時期 4月~6月
色の種類 黄色・オレンジ・青・緑・茶色など

ジャスミン

ジャスミンは4月~5月が旬のお花で、ジャスミンティーなどで飲まれることもあり、香りの良さが特徴的です。

全体的に淡い色合いのお花が多いため、優しい雰囲気で棺の中を彩ります。

共に過ごし、可愛がってきたペットに「愛らしい」という花言葉を最後の別れのメッセージとして伝えてあげるのもよいでしょう。

花言葉 愛らしい、優美、官能的
開お花時期 4月~5月
色の種類 白、緑、ピンク、青など

マーガレット

マーガレットは11月~5月が旬のお花で、可愛らしい見た目や旬が長いことから、ペットの葬儀の際に選ばれることが多い人気のお花です。

亡くなったペットと今後一緒に過ごすことはできなくなってしまいますが、「私を忘れないで」という花言葉は、これから旅立つペットに向けたメッセージとしてはピッタリです

花言葉 優しい思い出、私を忘れないで
開お花時期 11月~5月
色の種類 白、ピンク、黄色、赤、オレンジなど

カスミソウ

カスミソウは5月~8月が旬のお花で、「感謝」「幸福」などの花言葉は、「今まで一緒にいてくれてありがとう。とても幸せだったよ」という気持ちを伝えてあげるのに最適です。

また、小さなお花が特徴のカスミソウはお供えの主役として使うのではなく、他のお花と一緒に加えて感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。

花言葉 感謝、幸福
開お花時期 5月~8月
色の種類 白、ピンク、赤、青、紫、黄色など

ユリ

ユリは6月~8月が旬のお花で、人間の葬儀でも用いられることも多く、仏花としても最適なお花です。なかでも白ユリは仏花としてはもちろんのこと、上品で清潔感のある葬儀を演出してくれるでしょう。

花言葉 純粋、無垢、威厳
開お花時期 6月~8月
色の種類 白、赤、ピンク、黄色、オレンジ、緑など

カーネーション

カーネーションは4月~6月が旬のお花で、母の日に送るイメージが強いですが、キリスト教の葬儀では一般的なお花です。

赤いカーネーションの場合は「母の愛」という花言葉になりますが、お花全体としては「無垢で深い愛」という花言葉があり、家族同様に過ごしてきたペットからの愛を表すお花としてはピッタリです。

また、色の種類も豊富で、ペットの葬儀を暗いものにしたくないと考える飼い主が、カラフルなカーネーションで棺の中を彩ることもあります。

花言葉 無垢で深い愛
開お花時期 4月~6月
色の種類 赤、白、黄色、オレンジ、緑、黒、青、紫など

マム

マムは10月~12月が旬のお花で、菊の一種ですが欧米で品種改良されて日本に輸入されたお花です。

菊は仏花をイメージしますが、マムはバレンタインやウェディングなどのイベントにも使われることがあります。

「あなたを愛します」という花言葉は、愛するペットに送る言葉としては最適です。家族同様に愛してきたペットに対して気持ちを込めて供えるのもよいでしょう。

花言葉 清らかな愛、あなたを愛します
開お花時期 10月~12月
色の種類 赤、白、ピンク、黄色、オレンジなど

まとめ

最後の別れとなる火葬では、棺の中に入れるお花が最後のメッセージとなります。

白菊や白ユリなど、人間の葬儀のようなルールはなく、基本的に飼い主の好きな花を棺の中に入れられます。ペットをイメージするようなお花、最後のメッセージとしてピッタリの花言葉を持つお花など、愛するペットへ見送る気持ちを込めてお花を選んであげましょう。

ペットに対する愛情や気持ちを持って見送ることが何よりも大切です。愛するペットのことを考えて、棺に供えるお花を選んでください。

ペットマザーでは他家のペットと一緒に火葬する合同火葬だけでなく、単独で火葬を行う個別火葬も承っています。個別火葬であれば、愛するペットのためだけにお花を供えられ、火葬直前までお見送りが可能です。

最後の別れは家族だけで過ごしたいという方は、個別火葬で華やかなお花を用意して祭壇や棺を飾り、愛するペットを見送ってあげてください。

お花のお供えも含めて分からないことがあれば、まずは気軽にご相談ください。