ペット火葬に写真を入れてもいい?事前に確認しておきたい副葬品のOK・NG

ペットを火葬するとき、さびしくないように棺の中に家族と写った写真を入れたいと考える方も多いでしょう。また、他にも一緒に入れて良い物はどういったものがあるのか、不安になるかもしれません。

この記事では、ペットの火葬時の副葬品についての疑問や、火葬までの準備について解説します。

ペットの火葬で棺に写真を入れても大丈夫?

ペットの火葬で棺に写真を入れても大丈夫?

愛するペットの遺体と一緒に写真を入れたいと考える方も多いでしょう。しかし、火葬の際に写真を入れても問題ないのか、不安に感じる方も多いかもしれません。

ここでは、ペットの棺に写真を入れることについてと注意点を解説します。

写真を入れても問題ない

ペットの火葬で棺に写真を入れても、問題ありません。

写真は燃えやすい素材でできており、火葬の過程で完全に燃焼するため、遺骨への悪影響を及ぼすことはほとんどありません。また、多くのペット火葬業者が写真の副葬を認めています。

ただし、ペット火葬業者によっては、写真の枚数やサイズなどの規定が存在する場合があるため、事前に確認をしておきましょう。

写真を入れるときの注意点

ペットの火葬で棺に写真を入れる場合には、いくつかの注意点があります。

写真用紙に印刷すると、燃え残りが生じる可能性があります。そのため、普通紙にプリントした写真を使用しましょう。

また、写真フレームに金属製の縁取りがある場合や、写真にラミネート加工がされている場合は注意が必要です。

金属やプラスチックは完全に燃えず、遺骨を汚したり、火葬炉を傷めたりする恐れがあるためです。また、これらの素材は有害なガスを発生させることもあります。

棺に入れる写真に不安な点があれば、事前に火葬業者に相談して問題ないかどうか確認しておくと安心です。

写真以外で棺に入れられる副葬品は?

写真以外で棺に入れられる副葬品は?

棺の中に思い出の品や、感謝の気持ちを込めた物を大切なペットと一緒に入れてあげたいと考える方も多いでしょう。

ここでは、写真以外にも、ペットの棺に入れられる副葬品を解説します。

お花

ペットの棺に入れる副葬品として、お花は最も一般的で人気のある選択肢です。お花は自然で美しく、ペットの姿を優しく包み込めます。

お花を選ぶときは、淡い色の花を選び、ペットのサイズに合わせて花の大きさや量を調整しましょう。

また、花言葉も意識して選ぶと、よりペットへの想いを込められます。

カーネーションは『純粋な愛』、ユリは『無垢』、ガーベラは『希望』などの花言葉をもち、ペットへの想いを表現するのにピッタリです。

火葬業者ごとに花束の大きさや花の量、使用する花の制限がある場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。大切なペットに感謝の気持ちを込めて選びましょう。

手紙

手紙は、ペットへの感謝や愛情を言葉で伝えることができる素敵な方法です。

手紙は普通の紙や便箋を使い、プラスチックやビニールなどの素材や、特殊な装飾は避けましょう。紙は燃えやすい素材であるため、火葬の過程での問題は考慮する必要はほとんどありません。

生前に言葉にできなかった想いや感謝の気持ちを書くと、飼い主の心の整理にもつながります。ペットとの思い出を振り返りながら、心を込めて手紙を書きましょう。

ペットフードやおやつ

ペットが生前に好んでいたフードやおやつは、最後の贈りものとして棺によく入れられます。

ペットフードやおやつを副葬品として入れるときは、水分の少ない乾燥したものを選び、量は手のひらサイズ程度に抑えましょう。

ウェットフードは水分を多く含んでいるため、火葬のときに燃え残る可能性があります。入れる際は、紙皿やティッシュに出し、入れる量に注意しましょう。

また、プラスチックや金属の容器に入ったフードもそのまま火葬できないため、容器から紙皿かティッシュに移します。

ただし、火葬場によってルールが異なる場合があるため、事前に確認することをおすすめします。

布製のおもちゃ

ペットが生前に愛用していた布製のおもちゃは、棺に入れられる副葬品の1つです。

布は燃えやすい素材のため、火葬の過程で完全に燃焼するため、ご遺骨に悪影響を与えることがほとんどありません。

犬が大好きだった布製のぬいぐるみや、猫がよく遊んでいた毛糸のボールなどを入れてあげると良いでしょう。

ただし、プラスチックや金属の部品が付いていないか、サイズが大きすぎないか、清潔な状態か確認してください。

また、ペットが愛用していたおもちゃは、飼い主にとっても大切な思い出の品です。形見として手元に残しておけばよかったと後悔しないか、慎重に検討しましょう。

ペット火葬で棺に入れてはいけないものは?

ペット火葬で棺に入れてはいけないものは?

大切なペットと一緒に思い出の品や、愛情を込めたものを一緒に入れてあげたいと考えるのは自然なことです。ただし、ペット火葬において棺に入れてはいけないものも存在します。

ここでは、副葬品として避けるべきものについて解説します。

プラスチック製品・ゴム製品

ペット火葬のときに、プラスチック製品やゴム製品を、棺に入れるのは避けるべきです。

これらの素材は燃えにくく、有害なガスを発生させたり、ペットの遺骨を汚してしまったりする恐れがあります。

例えば、金属の付いた首輪、プラスチックの食器などは日常的にペットと関わりの深いアイテムですが副葬品にはせず、自宅供養するときに飾っておくなど、別の形で思い出に残しましょう。

金属製品

ペット火葬のときに、金属製品を棺に入れるのは避けましょう。金属は高温でも完全に燃えず、火葬炉を傷つけたり、ペットの遺骨を汚してしまったりする恐れがあります。

また、一部の金属は高温で爆発や有害ガスの発生を引き起こす危険性があるため、注意しましょう。

ペットの首輪やハーネスの金具、ID タグ、金属製のおもちゃ、医療機器(ペースメーカーなど)が該当します。

特に、ペースメーカーのような電子機器は爆発の危険性が高いため、必ず取り外さなくてはいけません。

首輪などで金属部分を取り外せる場合は外して布製の部分のみを入れる、金属製品の代わりに同じものの写真を入れるなどの工夫をしましょう。

ガラス製品

ガラスは高温で溶け、ペットの遺骨に付着したり、火葬炉を傷つけたりする恐れがあるため避けましょう。急激な温度変化によって破裂する危険性もあります。

ペットの写真立て、お気に入りのガラス製食器などは、思い出深い品物かもしれませんが、火葬には適していません。

棺に入れられない場合でも、自宅供養の一環として飾るなど、別の方法で思い出を大切にすることができます。

色の濃い花

ペットの棺に入れる花を選ぶときは、色の濃い花は避けましょう。濃い色の花は、火葬の過程でその色素がペットの遺骨に移ってしまう可能性があります。

赤いバラやオレンジ色のガーベラ、紫色のラベンダーなどの濃い色の花は、美しく華やかに見えますが火葬ではおすすめできません。代わりに、白や淡いピンクなどのパステルカラーを選びましょう。

色の濃い花を避けることで、美しい遺骨を残せます。火葬業者に相談し、花選びのアドバイスをもらうのも1つの方法です。

遺骨をきれいに遺すため何も入れない選択肢もある

遺骨をきれいに遺すため何も入れない選択肢もある

ペットの遺骨をできるだけきれいに残したい場合、何も副葬品を入れない選択肢も検討しましょう。

副葬品を入れると、火葬の過程で煙や灰が発生し、遺骨に付着する可能性があります。棺に入れていいとされるものでも灰が残るものがあり、遺骨を汚す原因となります。

副葬品を入れないことで、遺骨の変色や汚れを防ぎ、祭壇を豪華にするなど別の方法でペットを偲ぶのも良い手段です。

また、火葬業者に相談し、遺骨を美しく保つためのアドバイスをもらうのもおすすめです。

火葬までに準備すること

火葬までに準備すること

ペットとのお別れはつらいですが、火葬までにしっかりと準備を整えることで、最後の時間を穏やかにすごせます。

大切な家族であるペットを送りだすために、どのような準備が必要なのかを知ることは、飼い主にとって大きな安心につながるでしょう。

ここでは、火葬までに準備することについて解説します。

火葬業者を選ぶ

悔いのないお別れをするためには、ペットの火葬を安心して任せられる業者を選ぶ必要があります。業者によってサービス内容や料金、対応に違いがあるため、慎重に検討しましょう。

例えば、口コミや評判を確認し、実際の利用者の声を参考にします。料金体系が明確で、追加料金が発生しない業者を選ぶと安心です。

自宅からのアクセスや訪問火葬の対応エリア、対応しているペットの種類やサイズの確認も忘れずに行いましょう。

調べるときは、複数の業者を比較して検討し、自分のニーズに合った業者を見つけることをおすすめします。

遺品を整理する

ペットの遺品整理は、心の整理をつけるために大切なプロセスです。

大切なペットとの思い出が詰まった遺品は、手放すことに抵抗感や罪悪感を抱くかもしれません。しかし、整理を進めることで、ペットとの思い出を大切にしながら前に進めるようになります。

まずは、残すものと手放すものを仕分け、残すものは特別な場所に大切に保管しましょう。手放すものは、供養や寄付を検討するのが良いです。

遺品整理は、家族と相談しながら行い、焦らずに自分のペースで進めていきましょう。

必要書類を準備する

犬が亡くなった場合、自治体に『死亡届』を提出します。一般的に、猫や小鳥、ハムスターなどの犬以外のペットは死亡届を提出する必要はありません。

狂犬病予防法に基づき、市区町村への登録が義務付けられているため、犬が亡くなったときには、登録抹消のために書類の準備する必要があります。

具体的な手続きは自治体によって異なるので、ペットが登録されている自治体に直接確認しておくことをおすすめします。

火葬当日の持ち物を準備する

ペットの火葬当日に必要な持ち物は、事前に準備しておきましょう。

火葬当日は、感情が高まるため、持ち物の準備が不足していると、不便を感じることがあります。例えば、数珠やハンカチ、カメラなどがあると慌てずに対応できます。

また、火葬業者に相談し、特別な持ち物が必要かどうか確認すると安心です。

火葬までにやってあげられること

火葬までにやってあげられること

ペットとのお別れが近づく中で、火葬までに飼い主としてやってあげられることがあります。ここでは、大切な家族であるペットを送りだす前に、心を込めてできることについて解説します。

体をきれいにしてあげる

ペットの体をきれいに整えてあげることは、感謝の気持ちを込めた最後のケアとして重要です。

ペットが安らかに旅立てるよう、清潔にしてあげると、飼い主自身も心の整理がつきやすくなります。また、きれいに整えられた姿でお別れすると、ペットとの思い出を美しく残せます。

清潔なタオルで優しく拭いてあげたり、ブラシで毛並みを整えてあげたりすると良いでしょう。

最後の時間をゆっくりすごす

ペットとの最後の時間をゆっくり過ごすことは、飼い主にとって心を落ち着けるために大切な時間です。

例えば、ペットが好きだったおもちゃや毛布、ごはん、おやつをそばに置いて、ゆっくりと寄り添いましょう。話しかけたり、なでたりして、ペットとの思い出を振り返ります。

この時間は、ペットとの絆を再確認し、感謝の気持ちを伝える機会でもあります。悔いの残らないお別れをするために、ペットとの最後の時間をゆっくりすごしましょう。

まとめ

ペットの火葬に写真を入れられるのか、そして写真以外に棺に入れることができる副葬品について解説しました。

ペットマザー大阪葬儀場では、大切なペットのお別れを心を込めてサポートするためのサービスが整っています。屋内の専用火葬場が完備されており、落ち着いた環境で火葬ができます。

また、ペットの種類に応じた柔軟な対応が可能で、犬や猫だけでなく、ハムスターやフェレット、ウサギなどさまざまなペットに対応可能です。

火葬から納骨まで同じ場所で完結できる総合的なサービスを提供しているため、ペットとの最後の時間をゆっくりお過ごしいただけます。

地下鉄谷町線、谷町9丁目駅2番出口より徒歩5分の場所にあり、駐車場も完備しています。24時間電話受付を行っており、柔軟な対応が可能です。

ペットの火葬についてお悩みのことがある方は、ぜひペットマザー大阪葬儀場にご相談ください。